Backtrace は、backtrace-cocoa ライブラリを使用して、iOS、macOS、tvOS アプリケーションに統合できます。Swift または Objective-C で記述されたアプリから、Backtrace インスタンスにエラーレポートが送信されるよう簡単に設定できます。
backtrace-cocoa ライブラリは、https://github.com/backtrace-labs/backtrace-cocoa から入手できます。
設定とインストール
Backtrace インスタンスを設定する
まだ Backtrace インスタンスがない場合は、https://backtrace.io/create で作成してください。
Backtrace インスタンスが次の形式のドメインで提供されます。
https://.sp.backtrace.io
エラーレポートの送信を開始するには、インスタンスにログインし、プロジェクトを作成して、そのプロジェクトに送信トークンを作成する必要があります。送信トークンには、「プロジェクト設定」 > 「エラー送信」からアクセスできます。
エラーレポートを Backtrace インスタンスや特定のプロジェクトに送信するには、送信トークンの情報を使用します。
アプリケーションを設定する
CocoaPods を使用して、レポートライブラリをアプリケーションにインストールします。ライブラリの使用方法に関する詳細については、README ファイルを参照してください。次のことを実行する方法に関する詳細が見つかります。
- 簡単なエラーレポートを初期化して Backtrace インスタンスに送信する
- オフラインデータベースと送信再試行設定を設定する
- カスタム属性を入力し、エラーレポートと一緒に送信する
- ログなどのファイルをエラーレポートに添付する
デバッグシンボルを送信する
アプリケーションに新しい backtrace-cocoa ライブラリをコンパイルした後は、新しく入ってくるクラッシュをシンボル化できるように、Backtrace にシンボルファイル(DSYM)がアップロードされていることを確認する必要があります。詳細については、シンボル化に関するドキュメントを参照してください。
クラッシュを受け取った後にデバッグシンボルをアップロードする場合は、必ず「プロジェクト設定」 > 「オブジェクトを再処理」を使用して、情報が欠落しているコールスタックのシンボル化を試行してください。
最初のエラーを送信する
README の情報に従って、エラーやクラッシュが発生した時点で、BacktraceClient オブジェクトを使用してエラーレポートが Backtrace インスタンスに送信されるように設定する必要があります。
Backtrace でエラーを確認する
送信したエラーを確認を Backtrace で確認するには、トリアージツール、参照ツール、またはデバッグツールを使用します。
追加属性にインデックスを付ける
backtrace-cocoa によって送信されるデバイスやアプリケーションに関する約 35 のシステムレベルの属性にインデックスを付け、Backtrace で利用することができます。
「プロジェクト設定」 > 「属性」タブに移動して、属性を確認します。このプロジェクトのクラッシュレポートで送信された内容に基づいて、推奨される属性の一覧が表示されます。これらの属性を設定する方法の詳細については、属性に関するドキュメントを参照してください。
属性を設定した後は、それらの属性が追加される前に送信されたクラッシュレポートを再インデックス付けするために、オブジェクトを再処理(「プロジェクト設定」 > 「オブジェクト再処理中」)する必要があります。
「トリアージ」 > 「詳細」ページで、属性を追加して表示できるようになったほか、「参照」ページでそれらの属性をフィルタリングや集計に使用できます。
backtrace-cocoa の高度な設定
簡単なエラーが送信されるようになったことを確認したら、backtrace-cocoa の README に戻り、オフライン設定を変更する、追加のカスタム属性を指定する、ファイルを添付するなど、レポート設定を追加で設定できます。