参照ツール
参照ツールを使用すると、診断データに対してクエリを実行できます。フィンガープリント以外の属性別にグループ化して属性情報を集計したり、「リスト」ビューや「フレームグラフ」ビューを使用して可視化したりする必要があるときに便利です。
トリアージツールで説明した同じフィルターを使用できるほか、グループ化や集計の機能を使用して、バージョン、ユーザー、アプリモジュールなど、さまざまな属性別にデータを細かく分割できます。
上の画像は、最初にビュー(「集計」、「リスト」、「フレームグラフ」)を選択してから、グループ化する属性を選択する方法を示しています。通常、ユーザーはフィンガープリントでグループ化されます。これにより、特定のフィンガープリントによって分類されたすべてのエラーに関する情報が表示されます。
Backtrace が力を完全に発揮するのは、他の属性を使用してグループ化し始めてからです。
- 属性 ConsoleVersion でグループ化してから、コールスタックの分布、影響を受けたユニークユーザー数、ユニークフィンガープリント数、それらのクラッシュのいずれか 1 つが最後に発生した時間の集計を追加します。
- userID でグループ化し、指定のユーザーが遭遇したすべてのエラーを表示します(特定のユーザーの問題を調査しているサポートスタッフにとって便利です)。
- OS バージョンでグループ化し、新しい OS パッチに起因する可能性がある不安定性を特定します(新しいテストランに取り組んでいる QA リードにとって便利です)。
- deviceID でグループ化し、特定のホスト名別に不安定性を確認します。これらのすべてのケースにおいて、「ユニークフィンガープリント数」の集計を追加すると、個々のエラー数と発生した問題のユニーク数の両方を確認できるようになるため、便利です。